4分の1 コアラ

旅行・まちあるきの記録をしようと思っていましたが細々と日記を書くことにします。

2月14日、イスタンブール

2020年、冬。モロッコ・スペイン・ポルトガルを旅した16日間の記録です。

 

Day 0 「ビリヤードお好きなんですか?」

 

昨年の秋、予てより念願だったモロッコへの旅行が決まり、宿を押さえ、鉄道の時刻を調べ、航空券を手配してもなお、「本当に行けるのか?」という不安が消えることはありませんでした。

 

一昨年の目標として掲げていた富士登山は荒天で流れ、フルマラソンはエントリー後に発表された面接の日程が重なっていたため走れず。過去のさまざまな経験から、長年の計画はだいたい破綻するという感覚を持っていたのです。

 

とはいえ、出国3日前には徳島出張、前日にはミーティング2本と送別会、当日も午後にミーティングと慌ただしく過ごしている間に出発の時間は近づき、大学で先生たちからの見送りを受け、メトロと山手線を乗り継いだあと日暮里からアクセス特急に乗り込んで成田空港に着いたのは2月14日の20時半でした。ここでは早速サブウェイで食事()。新型コロナウイルスの影響で、中国からの団体での観光が禁止されたばかりだったこともあり、コンコースも飲食店もかなり閑散としていました。(この時点では、日本国内での感染者はほとんどクルーズ船内に限られており、中国への渡航をしなければ全然大丈夫という空気感だったのを覚えていますが、その後はみなさんご存知の通り…)

 

まずは、23時成田発のターキッシュエアラインズ53便でイスタンブールへ。機内ではモロッコ旅行の予習として、ハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマン主演の不朽の名作映画「カサブランカ」(1943)を観ようと意気込んでいたものの、ヘッドホンからはピュルピュルと変な音がするばかりで何も聞こえず。字幕にも対応していないので鑑賞を諦め、内蔵のビリヤードゲームを延々とプレイしていました。2回目の機内食が出るころには隣席の見ず知らずの方に「ビリヤードお好きなんですか?」と聞かれる始末。すみません、私、ビリヤードの下手さには定評があるんです。

 

到着後は、乗り継ぎ時間が5時間ほどあったのでドネルケバブ飲むヨーグルト(無類の飲むヨーグルト好きのため、これまでに行ったすべての国で現地の飲むヨーグルトを飲んできました)を平らげました。飲むヨーグルトの写真は今後も幾度となく出てきますよ。

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このイスタンブール新空港、2018年にオープンして今も滑走路の拡張が続く新しい空港で、計画中の全エリアが完成すると世界最大になるそうで、とにかく広くて綺麗なんですよね。Wi-Fiが1時間で切れて有料になるので仕方なく課金し、スタバで書類を作成しつつ搭乗時刻を待ちます。(よく考えてみると、世界中で使えるレンタルWi-Fiを持っていたので、それを使えばよかったのです。これに気づいたのは帰りの飛行機でスペインを出た時でした)

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そしていよいよ搭乗口へ向かい、マラケシュ・メナラ空港行きの10時40分発ターキッシュエアラインズ619便に乗り込みました。

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まだモロッコに着いてもいないのに長くなってしまいました。0日目はこのあたりで終わりにします。

Adios!