4分の1 コアラ

旅行・まちあるきの記録をしようと思っていましたが細々と日記を書くことにします。

日記を書けない話

このブログを始めた目的は「旅行とまちあるきの記録をするため」でした。ところが現在の状況では遠出をするわけにもいかず、今から過去の旅行を振り返ってもなんだか虚しい気持ちになってくるので筆が進まず、旅行記はモロッコに着いた日で時が止まったまま。更新しないならTwitterのプロフィールからURLを削除しようと思いアプリから削除を試みたものの、なぜか空欄にした状態でプロフィールの更新ができず。かといって無関係なURLを載せるのもおかしい。Twitterにぶら下がったままのブログの存在が頭の片隅に引っかかったまま2ヶ月が過ぎてしまいました。

ならば普通の日記を書こうかというわけです。ずっと家にいる間に始めて継続しようと思ったことがいくつかあり、予想通りその全てが長続きしなかったという話。

1つめは、朝起きたら最初にBBCニュースを聞くこと。Spotifyで30分にまとめられたポッドキャストが1日2回更新されるので、最近英語を聞く機会もめっきり減ってしまったしちょうどいいなあと思ったのですが、5日くらいしか続きませんでした。これには簡単で明快な理由があるものの、改善する可能性がないので諦めています。朝一番というタイミングを変えれば話は変わってくるかもしれません。

2つめは、家の中で体操をすること。昔からの癖で家にいる間はほぼテレビを垂れ流しているわけですが、午後の中途半端な時間はどうも面白い番組がない。ワイドショーを見たくないのでとりあえずNHKにチャンネルを合わせていると、毎日14時や15時にテレビ体操が始まるではありませんか。これは運動不足の解消にちょうどいいと必ずやっていることを中断して体操をしていたものの、ある時たまたま昼ごはんの時間に重なってしまったのです。今はさすがに体操するタイミングではないな…と食べながらテレビの中で体操している人々を眺めたのが運の尽き。2日後くらいにまた同じことが起きたところで気持ちが切れてしまい、それ以降はほとんどテレビで流れる体操の音楽を無視することに。(ありがたいことにテレビ朝日はワイドショーをやらずに過去の刑事ドラマの再放送を流してくれていたので、リアルタイムで見たことのないドラマを断片的に見ることができました。あとは16時20分からの「ひよっこ」再放送も。)

3つめは、0時に寝ること。4月の2週目くらいは確かに0時就寝・6時起床がうまくいっていました。しかし6時間睡眠をしばらく続けるうちに少しずつ負債がたまり、ある日昼寝をしてしまったことで全てが台無しに。今は夜明けとともに寝て昼前に起きるリズムが定着しています。この偽りの安定も近く崩れるでしょう。

最後に、日記を書くこと。毎日何か記録を残さねば…という焦燥感は以前からあり、日記がわりの徹底的なライフログがある程度機能していた時期はあったものの、外出機会が少なくてそれも難しくなりました。いつかのオンライン飲み会で誰かに話した通り、どうしてもSNSを日記的に使うことができないので、ネットでB5サイズの方眼のCampusノートを購入。毎日寝る前に日記を書こうと考えました。届いたノートを目立つところに置き、あとは書くだけの状態を整えてからの3週間でノートに書かれた文字の数は未だ0。始まる前から頓挫する様子はさながら都市計画道路のよう。

日記が書けないということの問題の源泉は、他の長続きしない活動とはちょっと違うところにあるような気がするのです。こうして文章を書きながらも忍び寄ってくるのは、言葉にした途端あらゆる感情が嘘になってしまうような感覚。そして、この感覚だってきっといつの時代かの偉い人がすでに言っていて、それを後追いしているだけのこと。そう考えると、人生の記録手段としてのライフログに逃げていたのは、事実しかそこに残らないからなのでは?

この文章には教訓も結論もありません。日記なので。何も起こらず、何も生み出さない文を書き連ねることに対する恐怖を少しずつ取り払うことで、見えてくるものがあるのかもしれない。そんな期待くらいは持っていてもいいのでしょうか。